*** プチはいしゃく集 ***


事故米の不正転売をどうみるか

Date: 2008/10/10

 事故米の不正転売事件に、中国製メラミン混入粉乳の加工食品への原料使用問題。次々に報道される食品問題。
こういった食品問題が暴露された時、そこで取られる対応が食品の大量廃棄です。
白い恋人も赤福もギョウザも大量に廃棄されました。
危険かもしれないし、売れないものを回収するのは、当然のことかもしれません。
しかし、今回の事故米を使用した焼酎や多くの食品の多くは、健康被害を起こす可能性のないものがほとんどです。
バカでどうしようもない当時の太田農水相は「人体に影響はない。あまりじたばた騒いでいない」と、これまたKY発言をしました。
しかし、このバカ大臣が、何故このように発言したのかということを考えてみてください。
そしてそこのところを考えることで本質が見えてくると思うのです。
簡単なことです。
農水省から「全く人体に与える影響は無い」と言うようなことを聞いていての発言だと思うのです。
それでは何故、『農水省は「全く人体に与える影響は無い」と判断している』と考えるのかというと、
今回、「メタミドホスが基準の2倍」が強調されています。
基準が0.01ppmで0.02ppm検出されたものが多量に工業用となっているということです。
さて、この基準は米の場合の数値であって、例えば茶の場合の基準値は5ppmです。
作物によって、基準自体に500倍もの差があるのです。
そしてこの基準を決めているのが農水省です。
メタミドホスが4.99ppmの茶は安全としているのですから、0.02ppmのコメははるかに安全で、人体への影響は殆ど考えられない、食品としての安全性から言えば、食用にすることは何の問題もないだろう。そんな認識を農水省は最初から持っているのだと思います。
だから、MA米の処理に困った農水省は不正転売の可能性を察知しながらも事故米を売っていたと推察するのです。
※MA米は、WTOで輸入を義務付けられた米と一般で認識されているものですが、その認識は完全に間違っています。あくまで輸入機会を提供するということであって需要がなければ満たされなくて良いことになっています。
消費者は知るべきです。
輸入農薬の残留基準は、消費者の人体への影響など、国民の健康を守るために決められているのでは無いことを。

輸入農薬の残留基準は、輸入業者が輸入し易くするためのものでしか無いことを。
そこには、命への思いやりは無く、単にお金があるだけです。

不正を犯した業者のみをボロクソに叩きのめすだけの報道。
安全な食品が手に入りさえすれば、その裏で大量に廃棄される食べ物や、風評被害でつぶれる食品会社や農家にはお構いなしで、消費者に媚を売るだけの報道。
そこには、食べ物イコール生命という当たり前の視点が全く感じられません。

ミートホープ社長はマスコミの取材や裁判に於いて「半額セールで喜ぶ消費者にも問題がある」「取引先が値上げ交渉に応じないので取引の継続を選んだ(コストダウンのため異物を混入させた)」など他者に責任を転嫁する発言。また、船場吉兆(廃業)の女将は、「食べ残し」と呼ばず「手付かずのお料理」と呼ぶようにマスコミに要望しました。両者とも自分のやったことを棚に上げた、今風に言えばKYな発言ですが、ある意味、ことの真実をついています。
彼ら以上に我侭で、歪んだ食を求める消費者がいるからこそ、こういう事件が起きるのだということは、まぎれもない真実だと思います。

いずれにしても消費者は、コストをかけずに安全なものを手に入れることは不可能であることを、知らなければならないでしょう。
しかし、金さえ出せば何でも手に入るのだと、勘違いしてはいけません。
デパ地下でバカ高い輸入のJAS有機認証の食品を買うことより、信頼できる生産者を探したり、庭先で作れるものは自分で作るというように手間と時間をかけるのが本当でしょう。それがスローフードであり、命は時間をかけて育むものですから。

さて、今月から新米をお届けします。品質も上々です。お任せ品種はコシヒカリからです。

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「生き生き、わくわく」をモットーに、無農薬米や不耕起直播栽培など、サステイナブルな米作りを目指して楽しく百姓をしています。
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