*** プチはいしゃく集 ***


マイクロソフトのゲイツ君の慈善事業って…?!

Date: 2008/03/12

突然ですが、「緑の革命」って知ってます?
食糧危機を克服するというふれこみで始まったものです。中高の教科書には必ず出ており、東南アジアなどの途上国において在来種より収穫量の多い「高収量品種」の導入で米の収穫量を増やすことに貢献したよいことのように習った記憶があります。
その緑の革命の裏方がロックフェラー財団です。

パソコンソフトの事実上の標準という寡占状態を築き、5兆円を超す富を築いたゲイツは、マイクロソフトの経営から離れ、慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ基金」の活動に専念すると発表しました。
儲けたお金を慈善団体を作って社会に還元するとはさすがやねぇ。やることが違う。感心、感心。

大金持ちはやることが違うと感心するのはここまで。ゲイツが慈善団体を作ってやろうとしていることはなんでしょう?
米国政府に税金を払わないですむということぐらいではないでしょう。慈善団体として認知されるために年間15億ドルを使わなければならないこのお金がどのように使われるかが問題です。

注目は、核戦争や地球温暖化などで種子が絶滅しても再生できるように保存するというのが目的のプロジェクトで「あらゆる危険に耐えうるよう設計された世の終わりの日の北極種子金庫 (Doomsday Arctic Seed Vault Designed to Withstand All Perils)」です。北極圏ノルウェー領土のスヴァールバル諸島の不毛の山に作っている「種子(たね)銀行」です。
さて、このプロジェクトをサポートしているのはゲイツ基金のほか、ロックフェラー財団、ノルウェー政府、モンサント、シンジェンタ財団等です。

上記の緑の革命は確かに産業としての農業の大増産を達成しましたが、農業を化学肥料・化学農薬の工業製品の投入によって維持される性格に変貌させました。
東南アジアの稲作地帯では、多収量の短稈品種が導入されることでそれまで農村で様々な生活必需品の素材として重要であった稲藁が使用に適さなくなり、農民にプラスチックなどの石油化学製品の購入を強いることになりました。
また農地の改良によって水田が淡水魚などの繁殖地としての機能が劣化することで、おかず類の自給力をそぐことになったことが指摘されています。
そのため結果として、生産者である農民の多くはかえって生活の貧困を強いられるようになったのです。また、緑の革命による生産は、高収穫の代わりに土壌から大量の栄養分が失われ、大量の地下水が使用されたため、表土塩害が発生。
さらなる問題点は、大量供給よる農業生産物の市場価格が暴落し、資金繰りの悪化のため農地を手放した農家や化学肥料や化学農薬の購入のために農地を担保に借金をする農家もいたのです。
結局、緑の革命で得をした者は、石油を支配するロックフェラーであり、種子と農薬を握るモンサンやシンジェンタのようなアグリビジネスです。

石油を支配するロックフェラー、遺伝子組換と農薬のアグリビジネスのモンサントとシンジェンタ、そこに慈善団体を名乗る、独占の好きなゲイツが一緒になって「世の終わりの日」に向かってせっせと世界中から種子を集めています。さてどんな偽善事業、いやいや失敬、どんな慈善事業をしようとしているのでしょうかね。

付け加えて、このメンバーは「アフリカの緑の革命のための連合」にも投資しています。この行く末って…。
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やっと天候も落ち着き、田んぼも乾いてきたようで、そろそろ時間を見計らって田起こしをしようかな、苗代床の砕土もしないと、はたまた、畦付けもあるし…等など、待っている作業が頭の中を堂々巡りの今日この頃です。

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