*** プチはいしゃく集 ***


赤福と吉兆とではどちらが悪質?どっちもどっち?!

Date: 2007/12/18

ワラを集めて外に持ち出すこのところ忙しさのあまりプッチはいしゃくをサボっているうちに、もう師走となりました。
現在は自家用大豆の収穫と来年の苗代床の準備をやっているところです。
写真は、土際から草刈機で切り取った株とワラを集めて外に持ち出し、その後耕運機で溝を付けているところです。耕うん機で溝付け床には放線有機という有機質100%の発酵肥料を散布しています。これから3月末までは田んぼの畦の修正や種籾の脱芒作業、土作り作業が待っています。

さて、だいぶ旬が過ぎたようですが、
今回は「赤福と吉兆とではどちらが悪質?どっちもどっち?!」というテーマでちょっと書いてみます。
 先ず、本題に入る前に一言。
食べ物という、命に直結するところで不正等があることは本当に看過しがたいことで、また法に触れなければ何でもありという姿勢や利益のみを追求して食の安全・安心を軽んじることは決して許されないものだということを前置きにしておきます。
だからそういうことからすれば赤福と吉兆はどっちもどっちなんですね。
でもそれだと話が進まないので、話の前段としてどっちかなということです。

それでは本題へ。
先ず赤福は日付の付け替え、吉兆は日付の付け替えと産地の偽装をやっていたわけですね。

そんなところから、両方をやっている吉兆の方が悪いと思う方、手を上げて。
なんて、そんなことは言いません。
でもやっぱり結論から言えば、吉兆の方が悪いでしょう。
赤福がやった日付の付け替えは別に法に触れる事ではないのですから。

何で法に触れへんの?

賞味期限は、JAS法上の規定では、
     その食品の品質保持に関する情報を把握する立場にあり、
     当該製品に責任を負う製造業者等が、
     科学的・合理的根拠をもって適正に設定すべき 。
となっていることから見てみると、赤福が「大丈夫」と判断すればよいということですね。道義的な側面はこの際別にしてね。

それでは何故このように大きなニュースとなったのでしょうか?
それは以前は製造日が表示されていたため、僕も含めて消費者の中には、またマスコミに於ても、製造日に一定の期間を加えたものが賞味期限だと考えている人が多く、そのことから、製造者が回収した製品に新しい賞味期限を付けて再販売することに批判が集まるということになったのでしょう。
僕は、賞味期限というとらえどころの無いものを基準とすること自体におかしさを覚えます。こんな表示は即刻廃止すべきだと思うのですが…。
しかし、なまじ前述のJAS法上の規定があるから、その規定からして、元々賞味期限は、製造者が保証する期限を、製品の統計的なバラツキと十分な余裕を考慮して判断しているもので、回収した製品の状態を検査して、賞味期限を付け直すことは合理的で問題のあるものではないと言うことで、このようは日付の付け替えが食品業界に行き渡っているのだと思います。

もっと言えば、賞味期限は業者が自らの判断で定めるものであり消費者にとやかく言われ筋合いは無いと言うことでしょうか。

卵であれば、業者が「産卵後6ヶ月が賞味期限である。」と判断すれば半年近く前の卵でも堂々と売ることができる。
売れ残り(返品)を新たにパックしなおして、新たな賞味期限(1ヶ月プラスで産卵後7ヶ月)を付けて出荷しても合法である。
製造日(卵の場合は産卵日)の何日後が賞味期限であるかを定める法律(規定)はない。
業者の判断であり、その期間を公表する義務は無い。
「我が社の卵は産卵後1年は安全でおいしい。」とその業者が判断すれば産卵後1年近く経過している卵でも「安全で新鮮な卵」として売ることができる。まぁこれは極論で、実際に産卵後1年も経って「安全で新鮮な卵」というのは無いでしょうが…、
とにかく食品業界ではこのように考えられているのが常識でしょうね。

先ほども書きましたが、僕は、「賞味期限」というようなあやふやな表示は即刻なくすべきで、製造年月日のみの記載を規定すればよいと考えます。

自分で食べ物を作った場合、誰でもそんな期限は考えませんね。
例えば、我が家では豆腐を作りますが、期限を定めてそれまでに食べよう、期限が過ぎたから捨てましょう、とはしません。
作ってから3日経ったけど、どうかな?
匂いを嗅いでみる。これやったら、まだ大丈夫かな。
ちょっと味見をして、うん、まだすっぱくもなっていないし、まだいけるわ。
心配やったら、冷奴は止めて、炊こうか、等々。
また、別の食べ物では、カビが生えてきたから、ちょっとだめかな、とか。
お餅なんかだと、カビぐらいどうちゅうこと無い、カビだけ削ったら全然どうもないやん。
と、こんな具合に、自分の五感で判断するのが本来なんだと思います。

元来、食べ物は動物であれ、人間であれ、自分で調達して自分の責任で食べるというのが本来の姿です。ここでは、調達するという意味は、自分で取る(採る、獲る、または作る)ということを念頭において使っています。

只、食品添加物を大量に使用している得体の知れない食品(あえて食べ物とは言いません)が溢れる現代社会の中では、難しいことかもしれませんが。
それに比べ、産地偽装は絶対に許せません。

まっ、僕が吉兆で食事をすることは、今までは勿論のこと、今後もないでしょうから、そんな高級なところで散財できる身分の人が、産地偽装をされたメニューをいかにも食通らしく食べているところを想像すると、それもありかな、とも思ったりなんかして…(笑)
それは冗談として、アメリカの狂牛肉を国産の近江牛として出されたらたまったものではありませんからね。
さて、みなさんはどのように考えますか?

というところで、今年もあと僅か、終わりよければ全てよし、健康第一、元気にいきましょう。

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