*** プチはいしゃく集 ***


気になっていた遺伝子組み替え訴訟の結果

Date: 2004/06/11

蒸し暑い日が続いてます。
機械で植えっぱなしにしておいた田んぼの四隅植えと発酵肥料の散布をしているこの頃です。

先月下旬、気になっていた裁判の判決がでました。
これは日本の話ではありませんが、農業に関る者にとっては大変な意味を持っていると思い注目していました。

裁判の内容は、農業ビジネス大手の米モンサント社が、自社が特許を保有する遺伝子組み替えカノーラ[食用油をとる菜種の一種]の種を無断で自分の畑に蒔いたとされる農家・シュマイザーさんに対して起こした訴訟です。
シュマイザーさんは、遺伝子組み換え作物の種を蒔く気は、まったくなかった、近所の作物の種が自分の畑に飛んできたのであって、モンサント社の技術で利益を得るどころか、50年間栽培してきた作物の種が汚染されて台無しだ、と主張していました。

結果は、敗訴。

敗訴したものの、シュマイザーさんは、最高裁が、同氏は種から利益を得ていないという判断もあわせて下し、モンサント社から訴訟費用と種から得た利益として20万ドルを請求されていたが、その訴えが退けられたことから、個人的には勝利だとしています。

シュマイザーさん個人としてはそれでよいのですが…。
この判決は、非常に大きな意味を持っています。

この組換え種子の恩恵は、種子が耐性を持っているモンサント社の除草剤『ラウンドアップ』を散布してはじめて享受できるもので、ラウンドアップを使わなければ何の意味もないということを合わせてこの判決を考えると、高等生物に関する特許取得を遺伝子だけで十分でとして、それによって生物全体に支配権を持つことになるということにお墨付きを与えています。

全米農民組合のテリー・ベーム副会長は、
「支配欲と、究極の強欲さが問題の根本にある。今回の判決は残念ながら、農家が自家採種する権利を考慮していない偏った判決だと思う。これからは、抑圧の道具として使われることだろう。最高裁はまさに、数千年にわたって発達してきた種の全歴史を、組み替え遺伝子が不当に奪いとったと宣言しているのだ」と語っています。

まさにその通り。

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