これは月刊自然医学(2003/11月号)に掲載させている森下先生の巻頭随想の解説編です。

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2003/11 韓国出講記 (其の四)

1970年(昭和45年)に、私のお茶の水クリニック(通称・森下クリニック)は、「ガン・慢性病の食事療法」を看板に掲げて、活動を開始した。

全国的な活動を目指し、その先陣を切って高々と狼煙(のろし)を上げたのであった。
それは、教条主義(教義をうのみにして、実際を重んじない考え方)に凝り固まっていた現代医学の側からの反対意見に周囲を取り囲まれた中にあっての行動であった。

しかし、'77年に米国上院による大々的な疫学的調査レポート(いわゆるマクガバン・レポート)の発表があってから以降は、食事療法による臨床を手がける医師も増えてきて、ガン・慢性病に対する食事療法はごく当たり前の療法として世間一般に次第に浸透してきて、いまでは、さまざまな花が一斉に咲き乱れたような状態となっている。

さて、朝鮮大学校・大学院での第一講座「世界的長寿郷」に於いて述べたように、「長寿食(真の健康長寿を生む食生活)」は、イコール「消ガン食(ガンを予防し、ガンを根治せしめる食生活)」なのである。

そもそも我が森下世界的長寿郷調査団が発足した('75年)のは何ゆえか?といえば、それは、私自身が設定した「作業仮説」……「消ガン食は、真正長寿食に違いない」を、立証することを目論んでのことであった。

当時、森下クリニックに於いて実施していた「ガンの食事療法」(そのうちでも特にその根幹である「玄米・雑穀プラス野菜食」)は、実に驚異的な効果・実績をもたらしてくれていた。

何故、そうした現象がみられるのか?その根拠は、コーカサスやフンザなどの世界的長寿郷における百歳長寿者の食生活の中にこそ得られるに違いない、と私は思い至ったのだった。 そして、即、実行に踏み切ったのである。

「ガン・慢性病の食事療法」の最も重要なポイントは、穀物「玄米・雑穀」と野菜「葉菜・根菜・海草など」の摂取によって、なによりも先ず、確実な浄血・浄身はかること(血液をきれいにし、全身組織からの溶毒・排毒を図ること)である。
言うまでもなく、そこで用いる農作物等は、無農薬・自然農法によって栽培されたものであることが原則である。

それと同時に、欧米食系の肉類・乳製品の摂取を禁止し、さらには精白食品(白米・白砂糖・化学調味料)を遠ざけることをしっかりと守ることが大事である。

以上の大原則を踏まえて、人体生理に適合した食品を常用していかなければならないが、そうした適合食品は、いずれも、高氣能食品(人体の生命エネルギーを大いに高めてくれる食品)なのである。

すでに指摘してきた事柄だが、食物というものは、次の二代要素によって形成されているものである。すなわち、

いわゆる物理・化学理論は、前者@の三次元的世界(タテ・ヨコ・タカサの三要素だけで構成されているマッチ箱的・三次元世界)でのみ通用する論理である。

したがって、その論理だけで、生命世界の事柄を考えたり、処理しようとしたりするのは、全く無謀な事と言わねばならない。 なぜなら、生命世界は、四次元・五次元さらにはそれ以上の高次元的要素で構成されている存在に他ならないからだ。

それだからこそ、世界的長寿郷の長寿要因も、三次元的な分析・検索作業だけでは立証することは出来ず、生命エネルギー値(=「氣能値」)の測定を行うことによってやっと確証された、という次第であった。

これと全く同様に、消ガン食についても、何が本物の消ガン食であるかということは、「氣能医学」的なアプローチがあってこそ初めて論証されるはずである。

いずれにせよ、物量的(三次元的)モノサシでのみ生命現象(健康・長寿・美容など)に関する作用効果についての評価を下すことは、まさしく「群盲象を評する」の譬えどおりで、決して正当な結論を引き出すことは出来ない。

因みに、「群盲象を評する」とは、たくさんの盲人が巨大なゾウを撫でて、それぞれがテンデンバラバラな印象を述べたことから転じて、「凡人は、大人物や大事業のほんの一部分しかつかめず、大局からの見方が出来ない」との譬えである。

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