玄米と白米の違い
玄米と白米の違いをどこに求めるか、ということは大げさに言えば、ものの見方・考え方という思想の背景をも映し出すとのいえるのではないでしょうか。
一般的には玄米と白米の違いを単なる栄養価の違いとしてのみ語られる場合が殆どです。それは間違ってはいませんが、さらに大きな違いがあります。
それは、
玄米は生きている米である。
白米は死んでいる米である。
ということです。
この捉え方はものすごく重要な意味を持っています。
単なる栄養価の差としてのみ捉えていると「栄養上の欠陥は副食物で補えばよい」というような発想が当然のように出てきます。
お米が「生きている」ということはどういうことなのでしょうか?
簡単です。水につけておくと「発芽する」ということです。
白米は「腐る」だけです。
玄米の一粒一粒の中には子々孫々の生命を生み出す無限の可能性があります。
人間を含めて、全ての生物とはそういうものですが、
米の場合、生物と言えるのは玄米だけです。
白米よりは玄米のほうが…ということを知りつつ、三分・五分・七分づき米を食べておられる方もたくさんおられます。白米より健康的で、大いに結構です。
栄養価という尺度から見る限り、白米に勝るのですから。
しかし、お米の生き死にという尺度から見れば白米と同様に死んでいる米ということになります。
"生きている米"玄米の力には到底及びません。
その間には次元の違いがあるといえます。
命・生命エネルギーを「頂きます」してますか?