原子爆弾とキャンタマ潰し
日本は大きく右に旋回していることにあなたは気づいているでしょうか?
否が応でも人はマスゴミの影響下に置かれる現在社会。
あなたの価値観、あなたの考え、それは何処から来たのか?
三輪明宏の怒りが何処に向けられているのか、本当に大切なことはなんなのかを考えて見ましょう。
(文芸春秋11月号『カリスマ美輪明宏かく語りき』より)

「風呂屋の番台(実家が経営していた。他にカフェ、料亭も)に座っていると、みんな裸になるでしょう。そうすると、ヨイトマケ(肉体労働者)の汚い格好したおばさんが、裸になると マイヨールの彫刻 みたいな肉体美だったり、かと思うと インバネス を着ているような立派な紳士の裸がぞうきんを絞ったみたいによれよれの情けない体だったり。それで私は、世の中はみんな着るものでごまかされているんだ、ってわかったんです。」
「カフェでは、町(長崎市)の警察署長さんとかお偉いさんが、酔っぱらってホステスのスカートに頭を突っ込んで、思い切りひっぱたかれたりしている。家の裏の女郎屋では、ドアを開けたままエッチしている人がいる。学校の先生だ、代議士だっていっても、どうせこいつらも寝ればヘラヘラヒーヒー言ってるんだ、ってね。」
「だから、私には職業や肩書き、権威が一切通じない。大統領だろうが社長だろうが、えらい作家さんだろうが全然関係ない。みんな裸にして見てしまうから」
「日本書紀あたりから数えれば、千数百年かけて築いた日本の文化を、戦時中の軍人たちは戦争のたった5年間で壊滅させた。これこそ万死に値します。」
長崎でも、女子学生がセーラー服の下にちょっとカラフルなものを身につけただけで、軍人に殴り倒されたりとか、『アラビアの夜は更けて』というレコードを聴いていた夫婦が連れて行かれて、足の不自由な体にされたりとか、それはそれはひどい時代を目にしましたよ。」
「笑っちゃうのが、なぎなたを教える先生がある時女子学生をずらっと並べて、1,2,3,4って掛け声をかけて変な手つきを教えている。それが、敵兵が上陸した時の睾丸の握りつぶし方。 」
「その知性のなさ、わかります? 向こうが原爆作っている時代に。日本人がどれだけ野蛮人だったかっていうことですよ」
「(長崎に原爆が投下された時)道ばたには死体がごろごろして、『助けて』と声をあげる人に手をつかまれたら、その人の腕の筋肉がずるりと剥けたり。母親におぶわれた赤ちゃんの頭が吹き飛んでいたり…。いろいろ悲惨なシーンが心に焼き付いていますけど、そんなときでも、 挺身隊 の女の子が壁の下敷きになっていて、それを懸命に助け出そうとしている友達に『うちはよかけん、あんただけ逃げてちょうだい』って言って、最後に微笑んで命を落としていく人がいる。ああいうときに人間の本性って出るものですね。そう、あのころの日本人は、軍国主義者以外はみんな優しかったんです。
だから私は今でも軍人が嫌い。戦争が終わって、やつらが退治されるんだ、と思って、嬉しかったですね」
「バカな政治家を選んでいると、また戦争になりますよっていうんですよ。 今も不景気だって愚痴をこぼす人がいますけれど、それは自分たちがあんな政治家を選ぶからでしょ。でも、みんな文句を言ってるけど、終戦後のないないづくしを考えれば、どうということない。あの時代は不景気なんてものじゃなかったわ。それでも生きてきたんじゃありませんか。でもね、小泉さんをもてはやして『純ちゃーん』なんて言ってる場合じゃないんです」
「テレビ? よく見ますよ。今の日本でどんなバカなことが流行っているのか、日本人がどれくらいバカになったのかをチェックしています。もう、呆れ果てた民度で腹立たしいことばかり」
「私ね、人類はいいほうにどんどん向かっていると思うんです。」
「フランス革命があって、それまで王侯貴族だけのものだった芸術が庶民の芸術になった。自分たちの歌や楽器ができた。それから クールベ みたいに庶民の画家が出てきて、モネやマネが庶民が楽しめる絵を描くようになった。ミレーも百姓の絵を描いたでしょ。マリア・テレンジア、女王から、多くの王朝からなにから王制が全部なくなって、中産階級まで音楽や美術が降りてきた。」
「でもね、文化が、中産階級の庶民の普通のレベルで止まっていればよかった。ところが今、危ないのは、降りすぎちゃったということです。」
「売春婦、やくざ、麻薬常習者。そういう連中のレベルの文化になって、それが全世界に蔓延している。性欲、食欲、物欲、そして名誉欲。この4本立てになっている。 」
「特に日本では、新興成金の田舎者や無学なやり手のチンピラをマスコミがはやし立てる。」
「かと思えば、おっさんたちが200人も徒党を組んで、エッチするためだけに中国に行く。そんな民族います? 」
「 品性下劣すぎますよ、日本の男性は。そんな連中が日本の文化を作っているんですもの。どうしようもない。洗練された北欧やオランダみたいな知的先進国とは程遠い。
女だって、たとえば今、女たちのバトル番組があるでしょ。互いの腸をつかんで投げ合うような、ほんとに恥知らずの番組。それをみんなが喜ぶようになっちゃった。 」
「だから『悪貨は良貨を駆逐する』で視聴率が上がるんですよ。どうしてだろうと思って、そういう番組に出ている若いタレントたちと話していると、アメリカと日本が戦争したのを知らない。歴史を何も知らない。戦前からある日本人の美徳とか美しい文化を何も知ることなく、頭はアメリカの文化植民地の奴隷のように無知蒙昧で…。」
「これは彼女たちのせいじゃなくて、日本の政治家がだらしないから、アメリカの言うことを鵜呑みにしちゃってるからなんです。三島さんが生前、日本は経済的繁栄だけで、精神的にからっぽなんだ、と言っていたけど、結局その通りになっている。
本当は小さい頃から修身教育などでアンデルセンとか、教育的なおとぎ話とか寓話とか、そういうものに接することで、ものの判断の良し悪し、常識、恥、といったものがきちんと養われるんだけど、それがアメリカによって取り上げられてしまった。」
「それで親は何をしているか、というと、背中で欲望ばかりを教えてる。価値観も数字とブランド信仰ばっかり。 」
「だからK・UとかM・Kなんていうバカタレントが跋扈する。
エルメスだシャネルだなんてありがたがって。だいたいあなた、シャネルなんてのは人の名前でしょ。小林とか鈴木と同じよね。あなた、
他人の名前が書かれたカバンとかシャツを身につけて何が嬉しいの? 泥棒と間違えられますよ」
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