噂は本当だった! 国内で遺伝子組換え大豆が栽培され、何の表示もなく誰かの腹の中に。
Date: 2004/10/12
北海道の生産者がGM大豆の商業栽培をして出荷していたこと、また新たに栽培を行う意志であることが、今月初めに報道されました。やっぱりというべきか?とうとうというべきか?
北海道・夕張郡長沼町の畑作農家がGM大豆を来年から本格栽培することを明らかにしたというもので、この長沼町の生産者は宮井能雅さん(北海道夕張郡 西南農場有限会社 代表取締役)です。
「バイテク情報普及会」という米国のバイテク企業群がバックアップしていると思われます。
宮井さんは98年に米国モンサント社の販売代理店から並行輸入により種子300キロを直接購入、4.6ヘクタールに作付けし、空知管内の民間業者に卸し販売した。10アール当たりの収量は180キロだったというから、収穫量は単純計算で8トン強になるようです。
何の表示もなく、すでに誰かの腹の中に…。
さて皆さんはこのことについてどのように思われますか?
単純にこの生産者を責めることは簡単ですが、以下の状況も考慮して考えてほしいと思います。
単に、遺伝子組み換え大豆の栽培の是非という問題だけではないということです。
- 日本の大豆の自給率は5%。
- 日本の輸入大豆の75%はアメリカから。
- 米国ダイズのGM作付けは80%を超えている。
- GM大豆の安全性は国がすでに認めている。
- 宮井氏の西南農場は、ダイズだけで20ヘクタールを栽培する大規模農場である。
- 日本の農政はいま、零細・小規模の家族農家を切り捨て、中核農家の育成、農業法人化の推進、そして将来的には株式会社の参入という方向性を持っている。
- そして、政府方針の中核となるべき大規模農家ほど輸入による農産物の価格低下の影響をもろに受け、四苦八苦の状態。
日本の農業の将来と食のあり方を真剣に考えるなら、宮井氏が投じた一石は大きくそして重いと思います。
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