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◆花粉症は癌体質!◆

 花粉症を引き起こすアレルギー反応の仕組みや、発症の引き金となる花粉の種類、大気汚染などの環境因子、各種の対症療法が研究されてきてはいますが、いまだに不明な部分も多く、現代医学においては根本的な原因の解明や治療方法の確立はなされていません。
この点、自然医学においては以前から、花粉症をはじめとするアレルギー疾患は動物性蛋白質の過剰摂取が主原因であり、玄米・菜食による体質改善が根治につながることを明らかにしています。

アレルギーは免疫機能の異常

 現代医学の考えでは体外から侵入して来た微生物や細菌、ウィルスなど病原性の異物(抗原)に対して、人間の身体は、免疫グロブリンという蛋白質(抗体)をつくりだして反応させ、無毒化し体外に排出する働きがあります。これを免疫機能といいます。
免疫機能は無毒な埃や花粉、食物などに過剰な反応を示すことがないように調節されているのだが、何らかの原因でこの調節機能に異常を来したのがアレルギーなのです。

 現代医学では、アレルギーには発症の仕方によって四つの型があることを明らかにしていますが、その詳しい仕組みについては未だに分かっていない部分が多くあります。
動物性蛋白質の摂り過ぎ、体質の遺伝、ストレス、大気汚染などの環境因子などが複合的に絡み合っているとされていますが、それらがどのようにして免疫機能の異常を引き起こすのかを突き止めるには至っていないのです。
アレルギーの直接の引き金になるのが花粉やダニ、埃、ソバ、卵、牛乳などに含まれる蛋白質で、これらをアレルゲンとよびます。

 花粉症の場合、アレルゲンとされるスギなどの花粉を繰り返し吸入しているうちに体内の免疫系が働いて、免疫グロブリンEという抗体(IgE抗体)を産生します。
このIgE抗体が血液中の好塩其球の細胞膜や、目や鼻、喉などの粘膜の肥満細胞と呼ばれる細胞の表面に付着し、花粉症が発症するための条件ができあがってしまうのです。この状態を感作が成立したといいます。
ここにまた花粉が侵入するとIgE抗体と花粉が反応し、その刺激によって肥満細胞からヒスタミンなどの化学物質が遊離し、粘膜の炎症などを引き起こします。
これが、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒みなどの辛くうっとうしい症状なのです。

対症療法に終始する現代医学の隘路

 現代医学ではアレルギー体質そのものを改善しようという考えが希薄であるため、アレルギー治療の方法はいずれも対症療法に終始せざるを得ません。
現在多く行われている減感作療法はダニや花粉などのアレルゲンを、はじめは少しづつ、次第に量や回数を増やして注射することによって身体をアレルゲンに馴らし、アレルギー反応が起こりにくくしていくものです。
また最近では経口免疫寛容といって、花粉症の場合には花粉を食べて全身の免疫抑制作用を誘導する方法もあります。
これは腸管が、入ってきた食物を排除せずに受け容れようとする免疫抑制作用を利用したものであります。

 これらの治療法はいまのところ問題となるような副作用は知られていないものの即効性がなく、減感作療法では三年間に亙って注射を打ち続ける必要があります。
そのためにどうしても、花粉症が話題にのぼり始めてから、ドロ縄式の薬物療法に頼ることになりがちなのです。

アレルギー体質の原因は動蛋食品

 アレルギー体質を作り出してしまう最たる原因は、肉、卵、牛乳といった動物性蛋白質の摂り過ぎです。

 これらの食品は腸内で腐敗しやすく、アンモニアや硫化水素、ニトロソアミンといった有害物質を発生させ、腸壁を爛れさせたり傷つけたりします。
この傷口から未消化の蛋白質が血液中に入り込みアレルゲンとなってアレルギー反応を引き起こすのです。

 アレルギー体質の人は普段から眼や鼻や喉の粘膜が充血したり爛れたりしているために、その傷口から花粉の蛋白質が血液中に浸入していると考えられます。
ゆえに花粉症対策はまず肉、卵、牛乳などの動物性蛋白質の摂取をやめることです。

風邪も花粉症に悪影響を及ぼす

 インフルエンザや風邪と花粉症。症状は似ているが関係ないように思えますが、これらがじつは深い関係にあることが分かりました。

 東京慈恵会医科大学の遠藤朝彦医師らの調査によれば、風邪やインフルエンザに罹り、症状がひどかった人は花粉症の症状も悪化したという結果が得られますた。
これは風邪やインフルエンザによって鼻や喉の粘膜を傷めたことが原因だとされます。

 自然医食を始めた方からよく聞かれる声は「不思議と風邪を引かなくなった」というものですが、この点から見ても自然医食による体質改善がもっとも有効な治療法であることが分かるります。

寄生虫の駆除や大気汚染も原因

 花粉症が増加している原因は動物性蛋白質の多食ばかりではありません。

 寄生虫博士≠ニして有名な東京医科歯科大学の藤田紘一郎教授によれば、寄生虫が減ったことが花粉症を増やす結果になったのだといわれます。
簡単にいうと、寄生虫はヒトの体内でさまざまな分泌物や排泄物を大量に排出しますが、そのなかのある種の糖蛋白が抗原となって、人体は特殊な抗原と結び付かないIgE抗体をこれまた大量に産出します。
この大量の、特殊なIgE抗体が肥満細胞の表面を覆い尽くしてしまうために、春先になってその人がスギ花粉を吸い込み、スギ花粉に対するIgE抗体を産出しても既に肥満細胞の表面には取り付く余地がなく、したがってアレルギー反応が起きなくなるといいます。

 大気汚染と花粉症の因果関係も明らかになってきています。
なかでもディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる黒煙の主体であるDEP(ディーゼル排出粒子)がスギ花粉症を起こしやすくし、さらにアレルギーの症状を悪化させるという研究が八十年代半ばから東大医学部物療内科の村中正治、鈴木修二氏らをはじめとする多くの研究者によってなされています。

花粉症と癌は同じ体質…?

 実は花粉症と癌はとても近い関係にあるのです。

花粉症はアレルギー体質のひとつの症状ですが、「アレルギー体質は大変に炎症を起こしやすい体質。
すなわち癌体質である」というのです。(【慢性病の根治療法】森下敬一著より)
つまり花粉症は体質の悪化を知らせる危険信号です。
花粉症の方はしっかりと体質改善をして花粉症を完治させましょう。

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記 4/2001

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